日本の洋菓子発展に貢献した会社
洋菓子が日本に初めて伝わったのは鉄砲と一緒にカステラや金平糖などが伝来した時だと言われています。
しかし、一般庶民の間では洋菓子を口にする機会はほとんどありませんでした。
明治以降に日本の和菓子と分類されて洋菓子が広まるようになり、色々な洋菓子が販売されるようになりました。
現在ではいつでも気軽に洋菓子を手に入れることができますが、明治から大正にかけてはまだ珍しい食べ物でした。
しかし大正11年に初めてショートケーキが発売されたことで、新しい洋菓子の歴史が始まりました。
その後シュークリームも発売されて大ヒット商品となりました。
戦後は現在でもマスコットキャラクターとして親しまれているペコちゃんが登場しました。
実はペコちゃんは6歳という設定になっているそうです。
今でもロングセラーになっているミルキーのパッケージに描かれているペコちゃんとそのボーイフレンドとして登場したポコちゃんの顔は、今よりもちょっと怖いです…。
当時はペコちゃんのデザインが一定していなかったそうで、色々なバージョンのペコちゃんが存在していたのも面白い話です。
一時期は不祥事が続き、消費者の信頼を大きく損なった時期もありましたが、その後信頼回復を果たして現在に至ります。
様々なお菓子を発売し、実店舗でも美味しい洋菓子を販売し、多くの方から愛される洋菓子メーカーとして発展を続けています。
参考:不二家
不二家の洋菓子
不二家は全国各地に洋菓子を販売している店舗を展開しています。
日本で初めて販売を開始したショートケーキは現在でも人気の高いメニューです。
その他にも大人気商品がたくさんあります。
特におすすめしたいのが「ミルキークリームロール」です。
市販されているお菓子でロングセラーの「ミルキー」をそのままロールケーキにしたような商品です。
真っ白なスポンジ生地に生クリームと練乳を使ったクリームをたっぷり包み込んでいます。
子供の頃食べていたミルキーの風味を感じさせる、とても美味しいロールケーキです。
しかも、ミルキーの包み紙にもなっているデザインと同じ包装紙に包まれているというのも面白いです。
お土産にも喜ばれるのがマカロンです。
不二家のマカロンは色々なフレーバーが揃っていて、カラフルな色どりも楽しめます。
あまおうやバニラ、ショコラ、カフェ、抹茶など色々な種類を単品で購入できますが、好きなマカロンを選んでセットで購入することもできます。
個人的に気になっているのが熊本みかんのマカロンですが、まだ一度も食べたことがありません。
女の子に人気があるキティちゃんとペコちゃんがプリントされたコラボマカロンもありますが、こちらはりんご味になっています。
女性への贈り物としても人気があるようです。