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マドレーヌ

マドレーヌのイメージ画像

フランス菓子の人気商品

マドレーヌは洋菓子店ならどこでも置いている日本でも有名なお菓子の一つです。

発祥はフランスであり、多大な影響を受けている日本のスイーツ業界においては洋菓子職人を目指す人が必ず学ぶ焼き菓子の一つとして知られています。

マドレーヌの特徴は独特の貝型ですが、これがどうしてこのような形になったかということについては諸説が存在しています。

有力な説では18世紀の頃に現在のフランスのロレーヌ地方を当地していた元ポーランド国王が開催したパーティーで、その会の菓子作りを担当するはずだったパテシエが厨房で口論をして突然出て行ってしまいデザートを作る人がいなくなってしまったというところ、偶然にその場に居合わせた若いメイドが祖母から習ったというお菓子を作って振る舞ったところ大好評になったという逸話がもとになっています。

この時にお菓子を作ったメイドの名前がマドレーヌであったため、その名前のままお菓子が王室に伝わり後に多くの菓子職人によって作られるようになっていったということです。

なぜ貝の形をしているのか?ということについてですがこちらもいろいろな説があり、今のところ聖ヤコブのシンボルである帆立貝が用いられたためというふうに言われています。

日本では江戸~明治にかけて作られた

歴史と謎の深いマドレーヌというお菓子ですが、日本で作られるようになったのは江戸時代後期~明治時代くらいであったとされています。

発祥は横浜の洋菓子店で、現在も存在している風月堂のお菓子職人が横浜に行った際に洋菓子の技を学びそこでマドレーヌのことを知ったというふうに伝えられています。

ただ日本のマドレーヌは正式に伝えられたものではなく、見よう見まねで始まったものであるためカステラにかなり近いという特徴を持っています。

ですので日本でいわゆる「マドレーヌ」と呼ばれるお菓子をフランスの人に見せても同じものと思われないこともよくあるようです。