穴があるのは理由があった！
油で揚げるスイーツといえばドーナツが有名ですね。
現在は色々な形のドーナツが存在していますが、一番有名なのは真ん中に穴が開いているリング状のドーナツです。
なぜ穴が開いているのかと疑問に思ったことはありませんか？
ドーナツが生まれた歴史を調べてみると、きちんと理由があったのだとわかります。
ドーナツの原型だと言われているのが、オランダで食べられていたオリーボル（オリークック）というお菓子です。
小麦粉と砂糖と卵で作った生地を発酵させて、ラードで揚げて作っていたそうなので現在のドーナツとほとんど同じですね。
でも、形は丸いボール状で真ん中にクルミがトッピングされていたものだったそうです。
なぜリング状のドーナツができたのかという理由は諸説あり、実ははっきりとした経緯はわかっていません。
一説には、オランダからアメリカに渡った人がオリーボルを作ろうと思っても真ん中に乗せるクルミがなかったから真ん中に穴を開けたという説があります。
これはアメリカが新大陸として発見された当時の話ですが、真偽は不明です。
他には船乗りの人が操舵輪に引っかけやすいように真ん中に穴を開けた、きちんと中まで火が通らずに生焼けだったことから、最初から穴を開けるようにして火が通りやすくしたなどの説もあります。
確かに火が通りやすくなるメリットはあり、合理的な理由だと考えることができます。
また、生地が均一に膨らみやすいというメリットもあります。
最初に考えた人がここまで狙っていたのかわかりませんが、穴が開いていることで美味しいドーナツに仕上がりやすくなったと考えることができますね。
現在は様々なドーナツが開発されて、食感も異なるものがたくさんあります。
例えばニューヨークで発売されたクロナッツは、クロワッサンとドーナツの食感を楽しめて、サクサクとした食べ心地とトッピングの斬新さがたくさんの人に支持されています。
参考：ドーナツ
ドーナツのレシピ
ドーナツは色々な作り方がありますがホットケーキミックスさえあれば簡単に作ることができます。
しかも、本格的なクロナッツ風の生地が簡単に作れますよ。
ホットケーキミックス150g、きぬごし豆腐100g、常温に戻しているバター50gを用意してください。
材料を全て混ぜ合わせて生地を作ります。
綿棒で薄く延ばして、三つ折りにしてまた伸ばすのを4回くらい繰り返します。
この作業でパイ生地のような層ができるようになります。
生地を伸ばしたら冷蔵庫で1時間くらい休ませて、真ん中が開いているドーナツ型を使って型抜きしましょう。
160度の油で揚げるとサクサクのクロナッツ風ドーナツが完成です。
後はチョコレートやジャムなどお好みのトッピングをどうぞ。
生地にココアを混ぜても美味しいですよ。