かんころ餅はお気に入りの和菓子
僕は主に東京のスイーツ店に行くことが多いですが、全国様々なスイーツをお取り寄せで楽しむこともあります。
その中で、最近長崎県の五島列島の「かんころ餅」というお餅を知りました。
かんころ餅という名前自体、初めて聞いたという人も少なくないと思います。
しかし長崎に住んでいる人は多くの人が知っているものであり、九州ではとても有名なお菓子らしいです。
サツマイモが使用されたお餅で、焼いて食べると表面がカリカリ、中がもちもちになるとても美味しい和菓子です。
かんころ餅の歴史と特徴
かんころ餅のかんころとは、サツマイモを薄く切って茹でたあと、天日干しした保存食を指します。
昔からこの地域ではサツマイモがよく食べられており、そこからかんころが作られるようになったと考えられます。
長崎と言えばキリシタンの歴史が有名ですが、このかんころはキリシタンが五島列島に逃げた際に伝えられたものという説もあります。
このかんころの時点ではカチカチに固いサツマイモというのが、かんころ餅を好きな身からしたら驚きです。
かんころ餅は、サツマイモ特有の優しい甘みが特徴です。
しっとりとした甘みが口の中に広がるので、洋菓子とはまた違った美味しさがあります。
また、名前の通り「お餅」なので、もちもちとした食感なのも大きな特徴です。
丁寧に手作りされていることも特徴で、伝統的な作り方で作られた和菓子はやはりとても美味しいものだと再認識できるお菓子となっています。
かんころ餅の原料はサツマイモやもち米など
かんころ餅に使われるのは、サツマイモやもち米です。
天日干しして固くなったサツマイモを水で戻し、もち米を加えて蒸して餅つきの要領でこねて作ります。
まさにサツマイモが練られたお餅で、もちもちのサツマイモスイーツが食べてみたい人におすすめの一品となっています。
使用されるサツマイモがムラサキ芋だったり、練り込む過程でヨモギが加えられたり、バリエーションがあるのが特徴的です。
味や風味ももちろん変わりますし、色もカラフルで上品な華やかさを持つので、和菓子を見て楽しむのが好きという人にもかんころ餅はおすすめです。
長崎県に行くとかんころ餅を楽しめるお店がたくさんあります。
特に五島市に行けば、焼き立てのかんころ餅を食べられるカフェなどもありますから、観光と合わせてこうしたお店に立ち寄ってみるのもおすすめです。
長崎まで行くのが難しくても、通販でお取り寄せができますから、気になる方はぜひ試してみてください。
保存食であるかんころが使用されているだけに、日持ちするのも嬉しいポイントです。
差し入れやお土産で地方のお菓子を使用したいという人もぜひチェックしてみてください。