日本に古くから伝わる製法のお菓子
日本人には海外に誇れる素晴らしい文化がたくさんありますよね。
僕が一番誇れるものだと感じているのが和菓子です。
味もさることながら、美しい芸術品とも言えるほど素晴らしいお菓子がたくさん存在しています。
昔は砂糖がとても貴重だったので、庶民にとっては高嶺の花だった時代もあります。
そう考えると、現在は比較的簡単に手に入るので幸せですよね。
砂糖がなかった昔の日本人は、お米から作った水あめや甘葛という植物の汁を煮詰めたシロップ状の物が使われていたそうです。
海外からカステラや金平糖などの甘いお菓子が伝わった時には、当時の人たちもカルチャーショックを受けたことでしょう。
現在のような和菓子が広まったのは、砂糖が入手しやすくなった江戸時代からだと言われています。
その後、明治時代に入って更に飛躍的に様々な和菓子が誕生しています。
和菓子の種類は水分量の違いによって干菓子、生菓子、半生菓子に分かれています。
干菓子の代表的な存在になるのは八ツ橋や煎餅などで、生菓子はようかん、饅頭、半生菓子は最中などが該当します。
それぞれ季節に応じて色々なお菓子を楽しめるのも、四季がはっきり分かれている日本ならではですよね。
海外からやって来る観光客も喜んで和菓子を買っていくというのも納得できます。
上品な和菓子を自分で作るのはさすがに難しいですが、自宅でも簡単に作れる和菓子は色々あります。
どこか懐かしくて美味しいと感じられるお菓子を中心にご紹介しています。
ぜひあなたも手作り和菓子に挑戦してみてオリジナルの味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ようかん
お茶に合う美味しい和菓子として定番なのがようかんです。
小豆を使用したようかん以外にも白インゲンやサツマイモを使ったようかんも人気があります。
色々なようかんが存在していますが、食物繊維を豊富に含んでいることから女性にぜひおすすめしたいお菓子です。
自分で作るのは難しそうだと思っている方も多いですが、とても簡単に作ることができます。
おしるこ
小豆の汁に白玉団子や餅などを入れているのがおしるこです。
実は地域によっておしるこの作り方が違うもので、関東ではおしること呼ばれていても、関西の場合はぜんざいと呼ばれています。
関東の人が関西にいって「おしるこをください!」と注文をしても、関東で食べ慣れていた物とは違うものが出てきて混乱するかもしれません。
それぞれの違いについても詳しくご紹介します。
どら焼き
一般的には小豆の餡を丸いカステラのような生地で挟んでいるものをどら焼きと呼んでいますが、最近は色々な具を挟んでいる商品が増えています。
個人的には生クリームと餡が入っている生どらが好きです。
どら焼きという面白い名前が付いた理由は諸説ありますが、銅鑼(どら)という楽器に似ているからだという説が有力だと言われています。