フォトジェニックなデザインが特徴のミシャラクモンクール

「ミシャラク」のケーキが食べたい!その特徴とは

「ミシャラク」とは、クリストフ・ミシャラク氏がシェフ・パティシエを務めているお店です。
クリストフ・ミシャラク氏は、現在フランスでもっとも人気があると言っても過言ではない実力のあるパティシエです。
有名なお菓子の大会にフランス代表として出場し、チームを優勝へ導くほどの腕前を持っています。
日本でも有名なピエール・エルメ氏と並ぶほどのパティシエなのです。

そのクリストフ・ミシャラク氏が作るケーキの特徴は、フォトジェニックなデザインです。
お店のショーケースには、ケーキを見て思わず感動してしまうほど繊細なのにダイナミックなデザインのものが並んでいます。
味はもちろん素晴らしく、独特な世界観が再現されたケーキは唯一無二の存在感を放っています。

クリストフ・ミシャラク氏がお菓子を作る時に大切にしていることは、「4E」と言われています。
4Eとは、「エレガント」、「エモーショナル」、「エフィカス」、「エッキリーブル」の4つの言葉の頭文字であるEをまとめたもの。
エレガントは「上品な」、エモーショナルは「心が動かされるような」、エフィカスは「機能性」、エッキリーブルは「バランス」を意味します。

ミシャラクのお菓子は、上品な雰囲気を漂わせながらも心が動かされるような味と見た目が追求されています。
機能性やバランスまで考えられたお菓子の数々は、一度食べたら忘れられないものばかりではないでしょうか。

ミシャラクの人気商品とは

どのお菓子も食べてみたくなるものばかりですが、中でも一番の人気商品は「ミシャラクモンクール」というケーキです。
ミシャラクモンクールの見た目はまるで咲き誇るバラのようで、ナパージュによってきらきら光る真っ赤なバラの花弁が美しく、食べるのがもったいないほどです。
思わず写真を撮って、誰かに見せたくなること間違いありません。
食べていると、ショコラのムースにフルーツのコンポート、柚子が使用されたクリームなど、さまざまに変化する味と食感を楽しむことができます。

焼き菓子は日持ちするので、手土産にぴったりです。
ミシャラクの焼き菓子で一番の人気商品は、「フィナンシェ」です。
フィナンシェとは、バターを使って焼き上げたケーキの一種です。
パリの金融街で忙しくしている金融業界の人が、背広を汚さず片手で食べられるものをと考えられて作られたと言われています。

通常は金の延べ棒のような長方形をしていますが、ミシャラクのフィナンシェは木の葉のようなかたちをしています。
このかたちは、フランスのプロヴァンス地方の伝統菓子である「カリソン」と同じです。
カリソンに込められた食べる人の幸せを願う気持ちがフィナンシェにも込められています。